■イベント名: | AILA 川内倫子写真展 |
■会 期: |
平成17年4月17日(日)~ 5月29日(日) アーティストトーク:4月17日(日)午後2時~ |
■時 間: | 午前10時〜午後5時(最終入場は午後4時30分) |
■会 場: | 金津創作の森 アートコア・ミュージアム-1 |
■観覧料: | 一般 600円 高校生以下無料 |
川内倫子は、誰もが見覚えのある日常の風景をすくいあげ、瑞々しい透明感と力強さが同居する作品で若い世代を中心に広い共感を得ている写真家です。人間、動物、昆虫、自然現象など、地球上の様々な被写体に向けられる繊細で鋭敏なまなざしは、何気なくも確かに存在する生について、深く静かに私たちの記憶に訴えます。
本展では、写真集『AILA』(2004年)より会場にあわせて構成、展示をします。
また、会場づくりには大阪の graf が協力、「作家のための環境」を提案する graf がつくりあげる鑑賞空間にもご期待ください。
川内倫子 Kawauchi Rinko
1972年 | 滋賀県に生まれる。 |
1993年 | 成安女子短期大学卒業。 |
1997年 | フリーランスとして活動開始。 |
2001年11月 | 写真集三部作『うたたね』『花火』『花子』をリトル・モアより上梓。 |
2002年 | 『うたたね』『花火』の二冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。 |
2003年3月 | 写真集『blue』(プチグラパブリッシング刊)を発表 |
2004年春 | 作品集『AILA』(リトル・モア刊)を発表。 |
2005年 | 2月には写真と文による本『the eyes,the ears,』、3月には家族を撮った作品集『Cui Cui』(共にフォイル刊)を刊行予定。個展・グループ展は日本各地の他、パリ・ロサンゼルス・ベルリンなど多数。 |
写真展「AILA」は、2004年7月〜9月の期間、アルル国際写真フェスティバル(フランス)へ出展。2004年10月から翌年1月にかけては、UCR California Museum ofPhotography(ロサンジェルス)にて展示、5月にはCohan and Leslie(ニューヨーク)にて展示するなど世界各国を巡回予定。また、2005年3月にはカルティエ財団美術館(Paris)で新作の個展が決まっている。
AILA(アイーラ)というタイトルはトルコ語やペルシャ語で「大家族」というような意味がある。
ふと数えてみると、10カ国以上で撮影していた。
でも本のページをめくっても、それがどの国かというのはわかりにくい。
被写体もバラバラだけど、地球上に存在しているという点では同じだ。
どの被写体も、写真を撮ったときに目の前にいた。
現場で自分の眼で見たはずなのに、いま見ると不思議な気持ちになる。
もう写っているものはすべて過去の一瞬で。
その一瞬に立ち会えた奇跡。
そんな奇跡の積み重ねで世界は成り立っているんだなと思うと、
撮影した土地や被写体は 関係なく、すべてが地続きに感じる。
今回、金津創作の森とグラフの協力を得て、この場所に展示できることになった。
グラフのおもしろい提案と、たくさんの人の協力によっていままでにない展示になった。
金津の春の空気とともに見てもらえると嬉しい。
主催 | (財)金津創作の森財団 |
共催 | あわら市、あわら市教育委員会 |
会場デザイン | graf |
お問い合わせ | (財)金津創作の森財団 事務局 担当 / 石山 |