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今年で13回目となる金津創作の森シリーズ企画「アートドキュメント」を開催します。
今回は和紙の原料である楮(こうぞ)を用いた作品を制作し、作家活動にとどまらず、福井の前衛芸術運動の指導者であった土岡秀太郎の精神を受け継ぎ、オーガナイザーとして地方の芸術文化育成に貢献してきた八田豊を招待します。
本展では、八田豊が素材重視の創作活動を通して交流してきた韓国人作家韓永燮をはじめ、国内外24名の現代美術の作家によるグループ展示を開催します。
総勢24名の様々な素材による作品の材質感、豊かな表現力を森の中で感じていただければ幸いです。
八田 豊 (はった ゆたか)
1930年生まれ。福井県出身・在住。1951年金沢美術工芸専門学校(現在の金沢美術工芸大学)卒業。大学では油彩を学んだが、60年代に筆を捨て、パルプボードに水性塗料を塗りコンパスを使い、中心を移動しながら幾重にも円を描くカーヴィング作品スタイルを確立。1980年代終わりに網膜色素変性症により視力を失い、その後は地元福井の和紙の原料である楮を用い、キャンバスに貼り付けていく『流れ』シリーズを制作している。
![]() 秦榮燮(ジン・ヨンスプ) 「遊戯本能」 2010年 ポリウレタン |
![]() 溝口文稔 「結球(ゆうきゅう)-Sphere Connection-」 2009年 木屑、竹、根巻きテープ |
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![]() 加藤志津子 「WAN2 2009 in Ikeda」 2009年 楮、マニラ麻 |
![]() 小田宏子 「SPACE」 2009年 雁皮紙、綿、コルク |
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![]() 田原早穂子 「線のイメージ(仮題)」 2010年 ガラス |
![]() 友井隆之 「ブランコプロジェクト」 2006年 木綿ロープ、アルミ |
招待作家/八田豊(紙)、韓永燮(ハン・ヨン スプ)(紙)、金�漢(キム・キョンハン)(FRP)、趙徳浩(チョ・トックホー)(紙)、韓基柱(ハン・キジュ)(紙)、金正周(キム・ジョンジュ)(紙)、秦榮燮(ジン・ヨンスプ)(金属)、朝倉俊輔(紙)、小田宏子(紙)、加藤志津子(紙)、加茂那奈枝(紙)、阪本幸円(絵画)、谷口康男(紙)、田原早穂子(ガラス)、椿ヵ和生(木)、友井隆之(金属)、友田多恵子(紙)、中島清(金属)、長谷川勢津子(紙)、長谷川浩(木)、福岡福賜(紙)、堀尾貞治(パフォーマンス)、溝口文稔(木)、山下フサエ(紙) (敬称略、順不同)計24名
主 催 | (財)金津創作の森財団 |
共 催 | あわら市、あわら市教育委員会 |
助 成 | (財)地域創造 |
後 援 | 福井県教育委員会、(財)福井県文化振興事業団、福井新聞社、北國新聞社、NHK福井放送局、FBC福井放送、福井テレビ、福井ケーブルテレビ・さかいケーブルテレビ、FM福井、あわら市観光協会、越前加賀みずといで湯の文化連邦推進協議会、月刊URALA編集室 |
お問合せ先 | (財)金津創作の森財団 事務局 担当 / 田中 〒919-0806 あわら市宮谷57-2-19 TEL.0776-73-7800 FAX.0776-73-7805 |